がじぇるね岡宮です。
※この記事はGR-ADZUKIのプロデューサーミーティング用に記載しています。正式にはプロデューサーミーティング終了後、gadget.renesas.comにて公開します。
子供向けビジュアルプログラムツール「Scratch」の派生品「S4A」でGR-ADZUKIのスクラッチプログラミングができます。
早速やってみましょう!
以下の2つが必要になります。
・GR-ADZUKI
・USBケーブル(マイクロBタイプ)
1.S4Aのダウンロードとインストール
まずはS4Aを以下のサイトからダウンロードしてインストールしてください。
http://s4a.cat/
2.GR-ADZUKIにS4A用のプログラムを書き込む
次にGR-ADZUKIにS4Aとつなぐためのプログラムを書き込みます。
以下のファームウェアをダウンロードして、GR-ADZUKIをPCにつなぎ、Kurumi Writerを使って書き込んでください。なお、このファームウェアはWebコンパイラのテンプレートにもありますので、カスタマイズもできます。
GR-ADZUKI S4A用bin
Kurumi Writerを入手してない場合はこちらからダウンロードして、ファイルを解凍してください。GR-KURUMIやGR-COTTONと同様のソフトウェアです。
Kurumi Writer Windows版
Kurumi Writer Mac版
USBドライバーが認識されない場合、FTDI社のページから入手してください。http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
以下はKurumiWriterの設定です。
GR-ADZUKIのスライドスイッチ設定が「OFF(USB)」、「Sketch」になっていることも確認してください。
3.GR-ADZUKIの設定を「Scratch」にする
以下のようにスライドスイッチの設定を「Scratch」にします。
4.S4Aを起動する
S4Aを起動してください。GR-ADZUKIが認識されると以下の赤枠で囲っている部分の数値が更新されるようになります。
ちなみに、Windows版のS4AではCOMポートの検索は32番までしかしないと思いますので、もしCOM33以上の場合は、デバイスマネージャーからCOM番号を指定しなおす必要があります。
なお、Macの場合、S4Aがセキュリティに阻まれてデフォルトの設定では起動できませんでした・・・。
以下のようにセキュリティ&ポリシーの設定で「Anywhere」を設定する必要があるようです。
5.S4Aでスクラッチを楽しむ
後はスクラッチを存分に楽しんでください。
ちなみに以下のプログラムは明るさセンサーの値が800より下になったらネコがこんにちは!という例です。この記事に添付している.rbファイルを読み込んで見てください。
ADZUKIに手をかざすと「こんにちは!」と言ってくれます。サーボモーターをつないでおくと、モーターも回転します。