Webコンパイラマニュアル

WebコンパイラはWebブラウザでプログラム開発ができる環境です。

クラウド上にコンパイラ、ストレージがあるため、インストールやワークスペースの確保をすることなく、Webブラウザを開いてすぐに開発が始められます。

 

・動作環境

 ブラウザ 

Chrome 17以上
Internet Explorer 9以上
FireFox 4以上
Opera 11以上

 ※JavaScriptが動作し、Flash Playerが適用されている必要があります。

 

・ログイン

 Webコンパイラへのログインは以下のページより行います。

 日本語サイト :http://japan.renesas.com/gr

 英語サイト  :http://www.renesas.com/gr

 

・表示言語

 日本語、英語に対応しています。言語は基本的にMyRenesasアカウントの登録情報に応じて表示されます。

 なお、ゲストログイン(MyRenesasアカウント不要)の場合は、ブラウザに設定されている言語区分に応じて表示されます。

 

・新規プロジェクト作成

 プロジェクトとはシステム開発を行うために必要なファイルや設定を管理するためのものです。

 プロジェクトの作成は以下の画面から行います。マイコンボードやサンプル例に応じたテンプレートがありますのでいずれかを選択します。

 あとはプロジェクトに好きな名前を付けて作成ボタンを押します。

 注意:プロジェクトの名前に日本語は使用できません。半角の英数字や記号を使用してください。

 

 

 新規プロジェクト作成画面は、はじめてログインした際に表示されますが、2回目以降のログイン時はWebコンパイラの左上にあるプルダウンメニューから「新規プロジェクト作成」をクリックします。

   

 

・メイン画面

 Webコンパイラメイン画面の各部の説明をします。

 

 

 ・Project Manage(プロジェクト管理)

  プルダウンメニューからプロジェクトの作成、選択を行います。

  また、「zipアップロード」によってzipダウンロード(後述)したプロジェクトを復元することができます。 

 

 ・Toolbar(ツールバー)

  ツールバーにあるボタンの説明をします。

   更新 現在のプロジェクトを再読み込みします。ほとんど使いませんが、複数のマシンで同一のプロジェクトを操作している場合に同期を取ることができます。
保存 現在エディターに表示されているファイルを保存します。ビルドボタンでもファイルは保存されます。
検索 現在エディターに表示されているファイル内で指定した文字を検索します。
置換 現在エディターに表示されているファイル内で指定した文字を検索し、指定した文字に置換します。
行ジャンプ 指定した行にジャンプします。
ライブラリ 現在選択しているプロジェクトに指定したライブラリをインポートします。
ビルド

現在選択しているプロジェクトをビルドします。ビルド前にすべてのファイルが保存されます。

ヘルプ APIキーやリファレンスマニュアル、ショートカットキー、バージョン表示をします。
ログアウト ログアウトします。ログアウトせずにブラウザを閉じても一定期間を過ぎるとログアウトします。

 

  ビルドの補足:

   ビルドとは、ソースファイルのコンパイルや、アセンブル、リンクなど、マイコンに書き込むファイルを生成する一連の操作のことです。

   Webコンパイラではビルド時に以下の操作を行います。

   ・プロジェクト内のソースファイル(.c, .cpp, .s, .asm)を検索してコンパイル、アセンブルの対象にする。(makefileに書き込む)

   ・プロジェクト内のヘッダファイル(.h)を検索して、コンパイル、アセンブルのインクルードファイルとする。(makefileに書き込む)

   ・プロジェクト固有のビルドツール(GNURXやGNURL78など)のパスを通し、makeを実行する。

  

 ・Project Tree(プロジェクトツリー)

  プロジェクトにあるファイルやフォルダの管理をします。以下に示すコンテキストメニューの説明をします。

 

   新規作成 ファイル、フォルダを作成します。
アップロード ローカルマシンにあるファイルをプロジェクトにロードします。
コピーの作成 現在のプロジェクトにあるファイルやフォルダを別のプロジェクトにコピーします。
  zipファイルインポート 複数のファイルやフォルダを圧縮したzipファイルを解凍してプロジェクトにロードします。
zipダウンロード プロジェクト内のファイル、フォルダをzipファイルとして圧縮してローカルマシンにダウンロードします。
ダウンロード ファイルをローカルマシンにダウンロードします。
プロジェクト削除 プロジェクトを削除します。
削除 ファイルやフォルダを削除します。
プロパティ ファイルの更新日や、サイズなどを表示します。
名前の変更 ファイル名やフォルダ名を変更します。
ファイル更新履歴 ファイルの更新履歴を表示し、必要に応じて復元できます。

 

 ・Editor(エディタ)

  プログラムの編集を行います。

  エディタでは、C言語文法ベースとしたハイライトがされます。例えば型指定のintやchar, shortなど表示色が変わります。

  このハイライト表示は幾分かクラウド側の処理が入るため応答性もその分遅くなります。ハイライト表示を無効にする場合は、ヘルプ画面で行うことができます。

 

 ・Console(コンソール)

  ビルドの結果を表示します。

 

・ストレージ容量

 ユーザごとに100MBのストレージが確保されます。ゲストログインでは、ストレージは確保されません。

 使用量が90MBを超えると次回ログイン時から警告が表示されます。

 使用量が100MBを超えた場合、最初にファイル更新履歴が削除されます。

 それでも容量が超えている場合は、新規作成やアップロード、ビルドができないなどの機能制限がかかります。

 

・HTTP API

 HTTPでWebコンパイラ上のプロジェクトやファイルを操作するAPIです。

 APIの詳細はスケッチリファレンスを参照してください。

 もともとはスマホアプリで簡単プログラミングを実現するために用意された機能です。

 

 

 以下はcarcon999さんの一例です。

 http://japan.renesasrulz.com/gr_user_forum_japanese/b/weblog/archive/2013/01/02/1-0.aspx