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ボードAP-RX63N-0Aを使用してSCI通信を行おうと考えています.
通信プログラムのデバッグを行おうと考え,実際にPCから通信を行おうとするとボードとの接続がCOMとして認識されません.
セットアップは,PC-E1EMU-ボードとなっています.
ハードウェアマニュアルでは,E1EMUの接続端子はボード側のSCI端子につながっておりエミュレータ側がシリアル変換をしてくれるものと認識しています.
解決策や,見るべきドキュメント等あれば教えていただけると幸いです.
E1エミュレータはプログラムの書込・デバッグに使用するツールで、ユーザープログラムで使用する事は基本的に出来ません。
PCからは専用デバイスとして認識され、ルネサスの専用ドライバ・アプリでのみ使用できます。
ですので、E1エミュレータをPCに接続してもCOMポートにはなりません。
> E1EMUの接続端子はボード側のSCI端子につながっており
E1とマイコンのSCI1(TXD1,RXD1)が接続されていますが、これらの端子はE1接続時はJTAGとして使用されるのでSCIでは使用できません。
TXD1→TDO
RXD1→TDI になります。
AP-RX63N-0AでSCIを使用するなら、SCI0(RXD0,TXD0)を使用する必要があります。
SCI0ボードのCN6で使用可能です。
これは、ボードのマニュアルの「3.3 シリアルインタフェース」に記載されています。
また、E1はCOMポートにはなりませんので、PCのCOMポートには同社の下記の製品が必要です。
https://www.apnet.co.jp/product/superh/pc-usb-04.html
一般的に市販されている「USB-シリアル変換ケーブル」はシリアル側がRS-232Cレベルで電圧範囲が異なるので、このボードでは使用できません。
TTL/CMOSレベルなら使用可能かというと、RX63は3.3Vですので5Vの製品は使用できません。
>PCDCというものが解決策になりそうですがこれを使う方針で正しいのでしょうか.
PCDCはマイコンがUSBデバイスとしてCOMポートになるための、USB-CDC仕様を実装したファームです。
これを実行しているマイコンのUSBインターフェースをPCと接続すると、PCからはマイコン自身がCOMポートとして見えます。
USBのプロトコルを実装している複雑なプログラムで、初心者にはハードルが高いです。
残念ながらアルファプロジェクトにはSCIを使った簡単なサンプルは無いですね。
まずはボードのCN6(SCI0)を使うようにして下さい。
In reply to windypon:
In reply to fizz:
fizzさん 2.19 デバッグ・コンソールの使用 はシュミレータのこと?
https://japan.renesasrulz.com/cafe_rene/f/forum5/3856/cs-printf
で一度出てます。
PCとマイコン間の同期のための通信が必要という事ですね。
E1を使ったデバッグコンソールは自分のPCアプリからは使えないので、他の方法は手間が少ない順に
だと思います。
1.はボードのCN6接続相手のUSB-シリアルが必要
2.と3.はボードだけで可能
PCアプリ側は、1.と2.はCOMポート制御、3.はネットワーク制御(TCP・UDP等)が必要です
自分なら1を使います。
2.はアルファプロジェクトにこのボード用のサンプルプロジェクトがありますので、これをうまく使う事が出来れば必要なのはUSBケーブルのみです。
USBのファームはデバッグ中にブレークするとPCからは応答無しでプロトコル違反として切断されてしまうので、実質デバッグ不可ですので自分は敬遠しています。