GR-KURUMI e2studio(V3)用スケッチ環境 V1.05

※V4用をアップしました。こちら

GR-KURUMIのスケッチも通常はWebコンパイラを使いますが、ネットワークの関係で遅くイラッとする場合に備えて統合開発環境e2studioでもスケッチできます。Windows限定となってしまいますが、ご了承ください。

注意:日本語版ではカスタムリンカーファイルの指定(-T)だと、不具合があり正常にビルドできません。インストールディレクトリ eclipse\下の、e2studio.exeがあるディレクトリにある、e2studio.iniファイルを編集し、-Duser.language=enを追加して起動する必要があります(英語環境になってしまいます)。

ローカルビルド環境の構築方法

適用するツールのバージョン、および、入手先はそれぞれ以下になります。

  • e2studio
  • KPIT GNU tools

ローカルビルド環境のセットアップ

  1. e2studio をダウンロードします。(ダウンロードするには My Renesasへの登録が必要です)
  2. KPIT GNU Toolsをダウンロードします。(ダウンロードするには ユーザー登録が必要です)
  3. まずはじめに、e2stduioをインストールします。インストールフォルダはデフォルト(C:\Renesas\e2studio)で行います。
  4. 次に、KPIT GNU Toolsをインストールします。

※必ず、e2studio ⇒ KPIT GNU Tools の順番でインストールしてください。間違ってしまった場合は、C:/Renesas/e2studioフォルダにGNU RL78をそのままコピーしてください。

プロジェクトのインポート/ビルド手順

  1. 添付ファイルを解凍します。RLduino78フォルダで解凍されます。
  2. e2studioを起動してメニューより「File」⇒「Import」を選択します。
  3. 「Import」ダイアログで「General」⇒「Existing Projects into Workspaceを」選択し、「Next」ボタンを押します。
  4. 「Select archive file:」を選択し、「Browse」ボタンを押し、解凍したフォルダRLduino78を選択し、「Finish」ボタンを押します。
  5. プロジェクトが生成されます。あとはビルドやデバッグなど行うだけです。

小ネタ

  E1やE20との接続について → こちら

  インポートやエクスポートについて

  インポートではアーカイブ(zipとかファイルの集合体)のままできますので楽ですが、このときプロジェクト名は変えられません。

  でも、プロジェクトツリーで名前を変更すればプロジェクト名を変更できます。ちなみに、エクスポートでアーカイブ出力するときに名前を付けられます。例えば、「KURUMIchan」で作っていたものを他の方でも使えるように「KURUMI_Channel」とかにリネームできます。

 

  コンパイラのバージョンを変える

  ツールの設定のほとんどは、 のボタンから行います。コンパイラのバージョンはchange tool versionから行うのですが、KURUMIではWebコンパイラ上の環境に合わせるということもあって、スタートアップ用のオブジェクト(crtなんとか.o)などは、バージョン固定でパス指定してます。でもどうしても変えたいときは、setting→linker→Inputから変えられます。

  なんか虫のマークがたくさん出る。

  これは私の環境でもそうなるのですが、インラインでのマクロ定義(#define)以外のmake時にしているマクロ定義(setting→compiler→Macro Defines)は、なんだかエディタのプラグインから無視されてしまうようです。このために、関数の参照先がないとか色々整合が取れなくなって虫がたくさん湧いてしまいます。でもbuildが完了すれば別に問題ないです。

Anonymous