センサ用アナログフロントエンド

タッチキー機能をもったマイコンがあるみたいですね。
下記のページに情報がありました。
http://japan.renesas.com/applications/key_technology/human_interface/touch_sensor_system/touch_sensor_system.jsp

センサにはいろいろ種類がありますね。光、音、温度、湿度、におい、圧力、磁気、電圧、電流、加速度、角速度など。
検出方法は（１）電圧検出、サーミスタなど温度によって抵抗値が変わるものを電圧で検出するなど。（２）電流検出、フォトダイオードなどの光センサの出力やカレントトランスなどの電流検出器の出力を電流-電圧変換する。（３）歪ゲージ圧力センサなどホイートストンブリッジタイプの微小差動電圧を計装アンプで増幅。などしてマイコンのA/Dコンバータで取り込むのが一般的です。
　（１）（２）にはオペアンプがよく使われます。ルネサスには単電源5Vで動作する低消費電力オペアンプHA1630シリーズがあります。（３）についてはまた別途ご紹介いたします。

タッチキーマイコンとしては、R8C/3xTという、静電容量タッチキー専用のマイコンがあります。32ピンのR8C/33T、40ピンの3JT。48ピンの3NTなどです。これらは低消費電力で耐ノイズ性がよいと聞いています。

本日ルネサスのウェブにスマートアナログなるものが発表されました。センサ応用などに適した、オペアンプの接続を変えたり、ゲイン・オフセットを選んだりがマイコンからのコマンドで設定できます。計装アンプもあります。

まずはアナログフロントエンドICですが、近い将来RL78マイコンなどとのSiPも予定されているようです。

URLは下記です。ご覧ください。

http://japan.renesas.com/press/news/2011/news20111024.jsp

ルネサスには、カメラ用のアナログフロントエンドがあったと思います。このアナログコアは、CCDセンサからの微弱な信号をノイズ除去とアンプ処理できる代物です。このようなアナログ製品を有効活用して世の中にある、いろいろなセンサのアナログフロントエンドとして製品化できたらいいのになー。
アナログ技術は、長年の熟練と経験の集大成だと思うので新興勢力にはまだまだ負けていないと思うので、今後に期待しています。