初めまして、尭と申します。よろしくお願いします。
Target Board for RXに発振子を乗せたいのですがRXファミリのハードウェアマニュアルによれば関連する部品は
発振子、CL1&CL2、Rd、Rfの計5つのようです。今回は実験なので発振子は秋月さんの
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-11339/
を使うとすると目標とする負荷容量は15pF程度になります。
https://www.sii.co.jp/jp/quartz/circuit-design/
を参考に計算してみると寄生容量を5pF程度と仮定した場合CL1&CL2は20pF位でおおむね良さそうに見えます。
Rdの最小値に関する記述は見あたらないので0Ωとします。Rfもそれらしい記述が見あたらないので不要。
と考えたのですがRX65N Envision KitやGR-SAKURAを見るとRdはありませんがRfとして1MΩが付いています。
両ボードに載っている発振子のデータシートを見てみましたがRfに関する記述は見つけられませんでした。
一方でNS-RX231を見ると発振子が不明(帰還抵抗を内蔵?)ですがRdもRfもないようです。Target Boardのユーザーズマニュアルにも具体的なことは書いてないようです。
ネットで検索してみるとKDSの資料にRfは必須でありMHzの場合は1MΩとの記述は見つかりましたがこの情報が他社の発振子でも適用可能なのか判りません。
Rfは不要なのか、付けるべきなのか。付けるなら抵抗値をどのように求めるのが適切なのでしょうか。
あとクロック周りの定数を計算したのは今回が初めてなので根本的に間違っている可能性もあります。その場合はご指摘いただけると助かります。
尭さん
フィードバック抵抗はチップに内蔵されているので外付けしなくても基本的に大丈夫です。
ちなみに自分で設計した場合は、設計が妥当か評価する必要がありますけれども、水晶メーカにマイコンの乗ったボードを提供して設計依頼を出すと水晶メーカですべて対応してくれますよ。(基本的に無償)
マイコンのユーザーズマニュアルのパラメータだけでは1からの設計は難しい(マイコン内蔵アンプのスペックが記載されていない)気がしますけれどもマニュアルに書かれている参考値を元に水晶を選択して、そのメーカにマッチングの依頼を出してみると良いと思います。Rd,Clなどを含めて決めてくれますよ。
とりあえず、秋月の16MHz(CL=15pF,Rs=40Ω)を使うなら最初は以下のパラメータではじめるのがよいと思います。 CL1=CL2=28pF (配線容量分を2pFで想定) Rd=0Ω Rf=なし評価では、スペアナや周波数カウンタなどで周波数ズレに応じてCL1,2の容量を微調整したり、高調波や発振余裕度によりRdやCL1,2を微調整する感じになります。 以下のスレッドも参考にどうぞ。「発振回路の評価方法」