こんにちは、モッチーです。
e2 studio v6.2.0のスマートコンフィグレータがGNURXに対応しましたね。ところで、このGNURX版スマートコンフィグレータは同じくGNURXに対応したBSPモジュールを使用するみたいです。ということで、GNURX用に変換したCMTモジュールとシステムタイマモジュールを組み込めるかを試してみました。組み込むのための手順は下記です。
1. CC-RX用に作成したプロジェクトにCMTモジュールとシステムタイマモジュールを組み込む(今回、ターゲットマイコンをRX64Mに設定)
2. 1.で作成したプロジェクトをe2 studioの機能を使用してGNURX用に変換する(「インポート」->「Renesas CCRX project conversion to Renesas GCC RX」)
CMTモジュールは、一部上手く変換できない箇所があるので、下記のように修正しました。
3. 変換した「r_cmt_rx」「r_sys_time_rx」フォルダと「r_config」内の「r_cmt_rx_config.h」、「r_sys_time_rx_config.h」をGNURX用のスマートコンフィグレータプロジェクトに登録する
4. 「generalフォルダ」の「r_cg_vector_table.c」にCMTモジュールの割り込み関数を登録する
変更点は以下の通りです。
上記手順の後、コンパイルしてデバッグした結果、組み込めることを確認できました。
感想としては、システムタイマモジュールは変換したらそのまま組み込んで使用することができました。CMTモジュールの方はモジュール内の割り込み関数を「r_cg_vector_table.c」に登録する必要があるので一手間いりますね。
以上です。
モッチーさん、こんにちは。NoMaYと申します。RX65NのGCC for Renesas RXプロジェクトでは以下のようにBSP以外のFITコンポーネントが表示されませんでしたので、(少なくとも現時点では)コード生成機能はサポートされているがFITはサポートされていない、ということではないでしょうか? それ故に、モッチーさんは、一旦CC-RXプロジェクトにFITモジュールを組み込んで、それをGCC for Renesas RXプロジェクトに変換する手法を取った、ということなのですよね?なお、RX65NのGCC for Renesas RXプロジェクト作成時は以下の画面コピーようにしました。(全ての画面コピーという訳では無くて一部の画面コピーのみですが。)