AP4、CS+、PDGの使い分け

毎度お世話になってます。

この頃はHEWをやめて、専らCS+を使っているのですが、AP4と言うのはCS+内蔵のコードジェネレータ(CG)と同じ物と理解しています。

つまりCS+のCGを独立させた物・・・で、合ってますか?

またPDGと言うのはライブラリをコールする形のコードを生成するCGである・・・これも合ってますか?

でですね、AP4とPDGはどのように使い分けてらっしゃいますか?

未だPDGは使ったことが無く、専らCS+内蔵のAP4でのコード生成に頼ってばかりなんですが「こう言うときはPDGの方が楽ちん」とかありましたらお教えください。

  • ツールの生い立ちを紐解くと、20数年前になりますか?ライフボート社にて、H8用の複雑な(sfr数が多く)周辺I/O等の初期設定プログラムとしてメイクAPPだったと記憶してますが、コードジェネレータがありました。これはマイコンの機能よって、設定できるモードの種類や、設定値の範囲や組み合わせなどが複雑に絡み合い仕様書や技術サポート情報を頼りに、開発者自身が慎重に注意を払ってコーディングする必要がありました。また統合開発環境は、旧NECエレクトロニクスのCS、日立系はHEWでした。コードジェネレータは、日立系はPDGで、NECはアプリレットAPでした。なので<CS+のCGを独立させた物>ではなく開発環境に組み込まれたものです。AP4,PDGはそれぞれ対応するMPU の違いで存在していますのでMPUで使い分けることになります。他にもFITなるCGもあり、今後どちらに合併されるのか見守りたいところです。
  • kcdさん。
    そう言う背景があったんですか。
    >MPUで使い分けることになります。
    どのCPUでも、AP4・PDGのどちらでも開発できるのかと思ってました。見直したら、例えばRX220はPDGしか使えないんですね(AP4は使用不可)。
    FITもあるし、結局はあれもこれも覚えないとならないってことですか・・・うむ~
  • Moo様
    コード生成サポート担当の鈴木です。
    ご指摘の通りAP4とCGが出力するコードは同じです。
    ただ、AP4はIAR, GCCのコンパイラをサポートしており、割り込みハンドラの書き方などコンパイラに依存した部分はCGが出力するコードと異なります。
    CG→ CS+, e2 studioに入っており、統合開発環境と連携ができる
    AP4→ 独立したツールで、IAR, GCCでビルドできるコードを出力することが可能

    PDGについては、kcd様の説明どおり日立系のツールです。RX63Nまでは PDG方式でしたが、ルネサスエレクトロニクスに統合し AP4/CG へと移行しています。FITにつきましては、CGと一緒に使えるように新しいツール「スマートコンフィグレータ」へ移行していく予定です。

    マイコン別にツールが異なっていて混乱が多くてすみません。
  • 鈴木さま。
    コード生成ツールの担当、ご苦労様です。
    了解しました。
    今後の方向としてはAP4メインと言う事のようですね。
    私もその方向に沿うように学習を進めていこうと思います。
    しかし便利になりました。
    HEWで全部を書いてる頃から比べたら抜群に楽になりました。
    特に新規開発のボードの動作チェックがあまりに簡単で嬉しくなっちゃいます。
  • Mooさま
    嬉しいお返事ありがとうございます。
    統合開発環境をお使いでしたらCG (「コード生成プラグイン」)をおすすめします
    下記WEBもご参照ください。
    www.renesas.com/.../code-generator-plug-in.html
    以上、よろしくお願いします。