12ビット・インターバル・タイマの存在

タイマアレイユニットとは別に、タイマRJやタイマRD、タイマRG、12ビットインターバルタイマがあります。
タイマRJやタイマRD、タイマRGは、旧日立系の機能を引き継いでいるものだと認識しています。
12ビットインターバルタイマの存在がよくわかりません。
インターバルタイマなら、タイマアレイユニットやタイマRJ、RD、RGで代用できます。
何故、わざわざ12ビットインターバルタイマが別で存在するのですか?
なぜ16ビットではなく、中途半端な12ビットなのですか?

  • チョコです。
    おそらく、少ないトランジスタ数と16ビットのSFR1個でタイマを追加したかっただけではないかと想像されます。
    とにかくRL78は使い勝手よりは、ハードウェアを小さくすることに重点があるようなMCUです。
    12ビット・インターバル・タイマはプリスケーラもなく、低速オンチップオシレータで、ほとんど1個の制御レジスタで時間とカウントの制御を行うだけの単純なハードウェアです。それでも最長250ms程度のインターバル・タイマが1個増えるのは、ありがたいですよ。
  • チョコです。
    追加でもう一言。
    この12ビット・インターバル・タイマはSTOPモードの解除に使えるのがいいですね。
    (ほかのタイマはSTOPモードでは停止してしまうので、使えません。)
  • 吉光屋の次男坊です。
    RL78が、省電力を重視している点も、関係していると思います。
    数ミリ秒周期の単純なタイマが必要な場面では、多機能なタイマRDで動作させるより、チョコさんも仰っているように単純なハードウェアである本タイマの方が、省電力で実現できると思われます。

    省電力化は、チョコさんの仰っている「ハードウェアを小さくすること」と、ある意味同じなので、単に見かたを変えただけでありますが。
  • 納得しました。
    ありがとうございます