RL78/G13のクロック動作モード制御レジスタ(CMC)について

はじめまして、hiro_sと申します。

 

現在RL78/G13を使用した開発を行っているのですが、メインクロックの

マッチングにおいてゲインが不足して発振が停止するという状況に

なっています。

発振子メーカーよりCMCレジスタのAMPHを0から1にすることで

解決するとの話があるのですが、ハードウェアマニュアル上では

AMPH=0:1~10MHz

AMPH=1:10~20MHz

と記載されています。

今回使用している発振子は7.37MHz品であり、AMPH=1に

設定を変えても良いか悩んでいます。

 

また、AMPH=1に変更した場合、動作モードとしては

低速モードではなく高速モード扱いになるという認識で

正しいでしょうか。

 

御存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと

幸いです。

  • チョコです。
    AMHPビットについては,CMCレジスタの説明の「注意3.」に「X1クロック発振周波数が10 MHzを越える場合は,必ずAMPHビットに1を設定して」とあるだけで,10MHz以下で1に設定することが禁止されているわけではありません。
    クロック発振については,実機で十分に評価してください。

    >低速モードではなく高速モード扱いになる
    いいえ,違います。電源電圧で決まります。温度センサや内部基準電圧のように高速モードでしか使えない機能が存在するので,そこらも考慮して決めてください。
  • チョコさん、ご回答ありがとうございます。

    AMPHビットの設定については、発振子のマッチング評価にて改めて検討します。

    チョコさんのご回答における電源電圧で低速モード、高速モードが決まるとのことですが、
    電源電圧がどちらにも該当する場合(例えば3.3Vなど)、オプション・バイト(CMODE1、CMODE0)の
    設定により決定され、AMPHビットの設定はフラッシュ動作モードに関係ないと考えて
    よろしいでしょうか。

    度々の質問で恐縮ですがご教示いただけますと幸いです。
  • チョコです。
    >電源電圧がどちらにも該当する場合(例えば3.3Vなど)、オプション・バイト(CMODE1、CMODE0)の
    設定により決定され、

    電源電圧が3.3Vで,CPU動作周波数が8MHz以下であれば,低速メインの方が動作電流を若干小さくできます。
    RL78は,起動時には内蔵高速発振クロックで動作するので,これも8MHz以下に設定しておく必要があります。
    高速メインでしか使えない機能が必要なら,高速メインに設定する必要があります。そうでないなら,その後の展開を考慮して決めてください。

    >AMPHビットの設定はフラッシュ動作モードに関係ない

    はい,そうです。AMPHはあくまで発振回路のゲイン制御です。
  • チョコさん、ご回答ありがとうございます。

    今回は高速メインで動作する機能は使用しないため、
    低速メインで検討していきます。

    また、AMPHビットについても大変勉強になりました。
  • Hiro_sさん
    手元にあるRL78/G13でX2のドライブ電流を見るとAMPH=0で0.75mA、 AMPH=1で1.5mAだったので
    AMPHの設定を変えるだけで、発振余裕度が簡単に稼げそうですね^^

    無事マッチングも終わったことでしょうね。