全ROMチェックサム計算プログラム

yamamotoさんはじめまして。

>加算した下位2byteのチェックサム値を算出する

下位2byteだけを使うならunsigned shortで桁あふれが起きても問題ないと思います。
どうせ上位は捨ててしまうのですから。


ちゃんと4バイトで計算して下位2バイトを残すのであれば
unsigned short sum(2バイト)ではなく
unsigned long sum(4バイト)で試してみてはいかがでしょう。

yamamotoさんこんなんでいかがでしょうか？
ごめんなさい最初の投稿は早とちりでした。

問題は、コンパイラオプションでラージモデル(コード1Mバイト、データ1Mバイト)を選択したにも関わらず、ポインタ変数(4バイト変数)が64K空間しか扱えていないということですね。(少なくともアセンブラコード上はadr++を2バイト変数として扱っている模様)

対策でポインタをやめて、キャストでメモリアクセスに変えてみました。

#define ROM_START 0x00000
#define ROM_END 0x1FFFF

main()
{
unsigned long adr;
unsigned long rom_end;
unsigned short sum;

adr = ROM_START;
rom_end = ROM_END;
sum = 0;

while(adr <= rom_end) {
sum += (unsigned short)(*(unsigned char *)adr);
adr ++;
};
}

分かりました！
コンパイラの仕様でどんなに頑張ってもポインタのインクリメントやアドレス比較は下位2バイトしかしてくれないそうです。

help見ると
>- farポインタの加減算は，下位2バイトで行い，上位は変化しません。
ですって。

ポインタを使っての64K超えは無理なので、
「回答番号 2」のコードでやるしかなさそうです。

頭の体操でROMのチェックサム計算アセンブラ版を作ってみました。
16bitマイコンで16bitを超える計算させると、頭がパンクしますね。

ちなみに、シミュレータでブレークポイントを使うとROMのチェックサムが狂うようです。OCDエミュレータならソフトブレークを設定した命令コードが書き換わるのは仕方ないですけれども、シミュレータでこの仕打ちにはやられました。


【アセンブラソース】
ROMSTART EQU 000000H
ROMEND EQU 01FFFFH
ORG 0H
DW START
ORG 0D8H
START:
CLRW AX
MOVW DE,AX; DEにチェックサム
MOVW HL,#LOWW ROMSTART
MOV B,#LOW (ROMSTART/10000H)
LOOPS:
MOV A,B
MOV ES,A
CMP A,#LOW (ROMEND/10000H)
BZ $LOOPE ;最終セグメントならLOOPEへ
LOOP:
MOV A,ES:[HL]
MOV X,A
CLRB A
XCHW AX,DE
ADDW AX,DE
XCHW AX,DE
INCW HL
CLRW AX
CMPW AX,HL
BNZ $LOOP
MOV A,B
INC B
CMP A,#LOW (ROMEND/10000H)
BC $LOOPS ;LOOPSに無条件ジャンプでも良さそう
BR $LOOPOUT
LOOPE:
MOV A,ES:[HL]
MOV X,A
CLRB A
XCHW AX,DE
ADDW AX,DE
XCHW AX,DE
MOVW AX,#LOWW ROMEND
CMPW AX,HL
INCW HL
BNZ $LOOPE
LOOPOUT:
MOVW AX,DE ;チェックサムをAXにコピー
BR $$ ;無限ループで止まる
END