低飽和タイプの保護部品について

μPC2400Aシリーズなどは低飽和タイプでPNPトランジスタのコレクタが出力です。しかし、データシートで出力電圧が入力電圧よりも下がった時の保護用ダイオード追加を推奨してます。
NPNのエミッタ出力の場合はE-B間の逆バイアスで薄いベース領域に空乏層が広がり壊れてしまう懸念がありダイオードの挿入は理解できますが、低飽和タイプの場合にはそのダイオードの必要な理由が理解できません。
Parents
  • いろいろと参考になるご教授をありがとうございます。内容が教科書レベルでいまさら恥ずかしい限りです。

    私の場合はマイコンを含むロジック回路の電源なので5Vがほとんどです。BC間逆耐圧が5Vならば保護なしでOKです。しかし、データシートからは全電圧でダイオードを要求しているように見えます。また、ラテラルPNPならばBE間の逆耐圧はかなり高いはずです。バーチカルでもラテラル並みと予想します。5Vで降伏するとは思えません。

    P拡散抵抗からNエピ層へのパスならば発熱したPN接合の順方向電流をバイパスするのだから、よりVfの小さいショットキーダイオードにすべきと思います。しかし、データシート等にはこの注意書きはありません。PN接合のダイオードを挿入している回路をよく見ます。

    NPNのベースにより電位の低いパスは無いと思われるので、出力のPNPのベース電流は引ず、トランジスターがオンすることはないと思われます。

    やはり保護ダイオードが必要な理由が見つかりません。漢方薬的なダイオードはセットのコストアップとEMCの潜在的な原因になります。できれば無くしたい。
Reply
  • いろいろと参考になるご教授をありがとうございます。内容が教科書レベルでいまさら恥ずかしい限りです。

    私の場合はマイコンを含むロジック回路の電源なので5Vがほとんどです。BC間逆耐圧が5Vならば保護なしでOKです。しかし、データシートからは全電圧でダイオードを要求しているように見えます。また、ラテラルPNPならばBE間の逆耐圧はかなり高いはずです。バーチカルでもラテラル並みと予想します。5Vで降伏するとは思えません。

    P拡散抵抗からNエピ層へのパスならば発熱したPN接合の順方向電流をバイパスするのだから、よりVfの小さいショットキーダイオードにすべきと思います。しかし、データシート等にはこの注意書きはありません。PN接合のダイオードを挿入している回路をよく見ます。

    NPNのベースにより電位の低いパスは無いと思われるので、出力のPNPのベース電流は引ず、トランジスターがオンすることはないと思われます。

    やはり保護ダイオードが必要な理由が見つかりません。漢方薬的なダイオードはセットのコストアップとEMCの潜在的な原因になります。できれば無くしたい。
Children
No Data