SH7145F フラッシュに焼かれた const データが化ける

当社製品に搭載して出荷後5年以上正常に動作しておりました HD64F7145F50 の動作が突然おかしくなりました。

症状を確認しましたところ、以下のような状態でした。

 

【データ化けの内容例】

1.sprintf() の書式文字列中の文字 ' '(スペース:\x20)が '!'(エクスクラメーション:\x21)に化ける。

2.sprintf() の書式文字列中の文字 'h'(小文字エイチ:\x68)が 'i'(小文字アイ:\x69)に化ける。

3.sprintf() の書式文字列中の文字 'T'(大文字ティー:\x54)が 'U'(大文字ユー:\x55)に化ける。

 

4.sprintf() の書式文字列中の文字 ','(カンマ:\x2c)が '-'(ハイフン:\x2d)に化ける。

5.if 文の判定式中の定数 3 が他の値に化けている。(動作解析では、値がいくつに化けているか判明しません)

 

フラッシュの const データ領域のあちこちにビット化けが発生しているような症状です。

どのような可能性が考えられるでしょうか。

 

 何か、フラッシュの特定領域のビット線(ビット 0)が正しく読めていないような気がします。

プログラム自体は動作しているので、コード領域ではこういう化けは発生していないものと思います。

 

以上、何かご存知の方がいらっしゃれば宜しくお願いいたします。

Parents
  • よしとさん
    私はサポートではないので、割り切ってください
    そのフラッシュROMというのは外付けですか?内蔵タイプですか?
    もし外付けということであれば、そのメーカの補償範囲になると思います
    海外製のフラッシュROMというのはサポートも受けにくく、
    品質も安定していないようなものもあるようです
    数回書き込んだのみでも故障してしまったものもあります
    価格は比較して非常に安いですが要注意です、
    当然そんなものは使用していないと思いますが
    また、プロテクトも
    1.書き込みプロテクト
    2.チッププロテクト
    3.WEの線をプロテクト
    等されているでしょうか
  • IKUZOさん、早速のリプライありがとうございます。

    フラッシュは SH7145 の内蔵フラッシュです、書き忘れ申し訳ありません。
    特段のプロテクトは施していませんが、内蔵フラッシュのデータを
    消したり書いたりするコードは存在していません。

    化けているデータは確認できる限りすべて、ビット 0 が 0 → 1 に化けている
    状況なので、その辺りにヒントが有るのではと思っています。
  • わわいです
    その不良が一台だけ、ということなれば、個体不良ってことでRenesasに連絡して調査してもらう、ってことになろうかと思います。
    複数台に同様の不良がでているという場合は、その基板の設置環境や周辺環境の検証、プログラムコードの検証などやらなけりゃならん、ってことになりますね
  • わわいさん、リプライありがとうございます。

    不良は1台だけの発生です。
    サポートへは連絡させていただきました。
    実物を調査依頼するかどうかは未定です。

    数年間正常だったものが突然データ化けしたという事で、単純な不良ではないような気がして質問させていただきました。
  • わわいです
    一般的にフラッシュメモリは消去状態で1になっていて、それに0を書き込む、というものです
    ですんで、その症状は特定のメモリブロックのbit0のラインの絶縁不良か何かで通常数十年保持しているはずのメモリ素子内の電子が抜けてしまった、ということになろうかと思います

    まあ、このテの不具合というのは相当な期間を経過してからでないと顕在化しないので、原因がそれなのかってのも含め、なかなか対策は難しいでしょうね
  • わわいさん

    私もビット線の絶縁不良あたりを疑っています。
    ただ、長年SH2のFZTAT製品を使っていますが、こういう不具合ははじめてお目にかかるので、前例がないかと思い質問させていただきました。

    ご回答ありがとうございました。
  • 見込まれていた摩耗故障あるいは偶発故障では?

    5年間(43,800時間)高温通電していれば配線層が切れてもおかしくないと思います。
    また、5年間2時間おきに動作していれば、温度サイクルが10,000回を越してやはり配線層が切れても不思議はないと思います。

    偶発故障期の故障率が100FITなら43,800時間で228台を動作させて1台の故障なら43800*228≒1E9/100になるのでつじつまが合います。

    予定通りの故障が発生することや予定通りの寿命になることが日本製品の品質の高さの象徴として良く引き合いに出されます。部品取引契約の目標故障率や品質水準と実際の発生率を比較確認する必要があると思います。
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  • 見込まれていた摩耗故障あるいは偶発故障では?

    5年間(43,800時間)高温通電していれば配線層が切れてもおかしくないと思います。
    また、5年間2時間おきに動作していれば、温度サイクルが10,000回を越してやはり配線層が切れても不思議はないと思います。

    偶発故障期の故障率が100FITなら43,800時間で228台を動作させて1台の故障なら43800*228≒1E9/100になるのでつじつまが合います。

    予定通りの故障が発生することや予定通りの寿命になることが日本製品の品質の高さの象徴として良く引き合いに出されます。部品取引契約の目標故障率や品質水準と実際の発生率を比較確認する必要があると思います。
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