GTOは止めたのですか?

GTOを使う機会はなかったのですが、格好いい名前だなと思っていました。
最近、IGBTに替わってしまったのですか?
サイリスタ・トライアック関係から20年以上離れていると、浦島太郎状態になってしまった様な気がする。

  •  こんにちわ。一寸法師です。

     正式には、ルネサスのスタッフの方から回答が行くと思いますが、私の記憶では、ルネサス(旧ルネサステクノロジ含め)では、GTOは扱っていないと思います。旧ルネサスの親会社である、三菱、日立の方では扱っていると思います。

     おっしゃる通り、最近は、IGBTの使用範囲が拡大しているようです。
  • 一寸法師さん、ありがとうございます。
    三菱にまだありました。昔、文鎮代わりに使っていた一枚ウエハースのセラミックの円盤。
    中小型はIGBTになるんでしょうね。
    三極真空管からトランジスタやFETにオーディオアンプが推移していったようなものですかね?
  • Norimakiさん

     お疲れ様です。
     三菱さんにありましたか。それは良かったです。

     GTOには詳しくないですが、一般的にGTOは、10K\,100KVAの大容量用途の大型デバイスで、動作周波数が数百Hz以下での低周波用途がメインのようですね。電子機器の動向が、大容量・高周波化・低損失化の両立(所謂省エネ)を求める中で、ここ数年のIGBT性能改善は、中小型パワー領域では、目覚ましいものがあり、用途に特化して性能改善(VCE(sat) VS SW損失 VS 破壊耐量等の最適化)がされているようです。ご存知とは思いますが、小型ディスクリート外形でも、インバータエアコンや家電機器の電源等に多く使用されています。

    中小型(パワー)の用途であれば、IGBTの選択の方が良いと思います。
  • スタッフのAyrです。
    三菱電機様の半導体・デバイスのサイトにGTOサイリスタで型名がありますね。大電力デバイスになります。

    http://www.mitsubishielectric.co.jp/semiconductors/php/eSearch.php?FOLDER=/product/highpower/thyristors/gto