PFC用電源IC(R2A20113ASP)のアプリケーションノートに従って、回路定数を決定しましたが、入力電流が正弦波にならずに三角波のようにピークがとがってしまいます。そのピーク付近の電流はスイッチング周波数の成分が含まれた波形となります。回路条件は、入力電圧AC100V、出力電圧DC170V、出力電力150Wです。アプリケーションノートからブースとインダクタンスは120μHとしました。入力コンデンサは1.0μFです。EMC試験で雑音端子電圧の規制レベルをクリアしたいので入力電流を正弦波に近づけたいのですが、どこを調節したらいいのでしょうか?
Sariさん 臨界モードで動作しているので、電流はスイッング周波数の三角波になります。 インダクタンスや入力容量はそれっぽい値なので、たぶん正常な動作波形かと思います。とりあえず、入力側(入力コンデンサの外側)にインダクタを入れると電流波形が丸くなりますよ。
不連続モードにならないのでEMI用は小さなインダクタでいいはずです。
Kirinさん。アドバイスありがとうございます。
拡大すると
CH1がインダクタ電流、CH4が入力電流で、入力側のインダクタンスなしの時、上図のようにピーク付近で
入力電流にPFCリプル電流が流れていました。
とりあえず入力にインダクタンスを追加すると
上図のように波形が丸くなりました。PFC用インダクタンスの電流は三角波ではなくなっています。
雑音端子電圧は改善されなかったのですが、入力に追加したインダクタンスの値により改善するのでしょうか?
Sariさん インダクタを増やせばノイズレベルは下がります。 他にはスイッチング周波数を上げるか、入力容量を増やすかですかね。 ちなみにどの周波数で規格に落ちてます?
それと、インダクタ挿入後のインダクタ波形がサチっているので、EMI用のインダクタ挿入により入力コンデンサが足りないくなっているようです。