お世話になります。
RX64MからRX72MへとターゲットMCUを変更しての開発作業に当たっているのですが、
イーサネットコントローラ機能(MII:Media Independent Interface)に加えて、
イーサネットPHYマネジメントインターフェース機能(PMGI)がMCU機能に追加されて
います。
その結果、以下の2点が分からずに困っており、ご教示いただけますでしょうか。
a. PMGI対応が必要な場合、PMGIn_MDCおよびPMGInMDIOの接続および取り扱い方法
b. ETn_MDCとPMGIn_MDC、およびETn_MDIOとPMGIn_MDIOピン衝突の解消方法
(PMGIピン対応が不要であればよいのですが、有効にするとそれぞれが衝突してしまい
ピンコンフィグを変えると最終的に外部バスピンと衝突し、16bit幅でなく8bit幅でしか
使えなくなります)
以上、どうぞよろしくお願い致します。
fujitaさん、ありがとうございます。
QFP176ピンを使っています。RX64Mのときと比べて、使用する機能を増やしているので、
同一条件で使えなくなっているという話ではありません。
ざっくり言うと、イーサネット、外部バス(CS1~7とSDRAM)、I2C x1ch、SPI x5ch、
残っているピンからIRQとI/Oを使っています。
外部データバス幅を8bitにすると衝突を回避できますが、何とか16bit幅で使いたい...
という趣旨です。そもそもPMGIピンを有効にしているのが間違いかもしれません。
外部バス16bitを優先すると、スマートコンフィグレーターでMDCとMDIOが衝突
MDCとMDIOの衝突を回避すると、データバスピンが衝突
KS1028さん
こんにちは、モッチーです。
確かにRX72MのUMHを調べてみると、PMGIという新たな周辺機能が追加されていますね。
従来(RX64M)ではETHERCの機能を使用してEther-PHYのレジスタにアクセスしていましたが、RX72MではPMGIを使用して同じようにEther-PHYのレジスタにアクセスできそうですね、つまりRX72Mでは以下の2つの方法が使えそうです。
1. ETHERCの機能(PIRレジスタ)を使用してEther-PHYのレジスタにアクセスする(ETn_MDC, ETn_MDIOを使用)
2. PMGIを使用してEther-PHYのレジスタにアクセスする(PMGIn_MDC, PMGIn_MDIOを使用)
> a. PMGI対応が必要な場合、PMGIn_MDCおよびPMGInMDIOの接続および取り扱い方法
PMGIを使用する場合、Ether-PHYとの接続はETn_MDC、ETn_MDIOと同じで問題ないと思います。
どちらもEther-PHYのレジスタにアクセスするための管理フレームを送受信するための端子なので。
> b. ETn_MDCとPMGIn_MDC、およびETn_MDIOとPMGIn_MDIOピン衝突の解消方法
上記の通りで、1.の方法を使用するならPMGIn_MDC、PMGIn_MDIOが、2の方法を使用するならETn_MDC、ETn_MDIOを設定する必要はないと思います。
なのでどちらの端子機能を設定する必要はないかと。
以上よろしくお願いします。