初心者向けのRL78プログラム解説の第5回です。 今回から,本格的なタイマの使い方になります。
ただし,ボード単体での評価やシミュレータでの評価もそろそろ限界に近付いてきたので,最初にハードウェアの拡張を行います。
7SEGのLEDを3個実装したボードを入手したので,このボードを使ってインターバル・タイマを利用したダイナミック表示を行います。その後,3桁の表示器を用いてタイマを作ってみます。
このためには,CPUボードに信号を取り出すためのヘッダー・ピンを立てます。このピンと表示器を,ブレッドボードを介して接続します。このピン立てには,どうしても半田付けが必要になってしまいますが,ご容赦ください。
最初はダイナミック点灯の原理的なことやRL78/G13のタイマ(主に,インターバル・タイマ)機能について簡単に説明し,その後に実際のプログラム作成に入ります。今回から,CS+やデバッガ関係の操作例の画面を少なくして,プログラムやコード生成の説明の比重を増やしていきます…
初心者向けのRL78プログラム解説の第4回です。スイッチのチャタリング対策を解説していきます。チャタリング対策をRL78側で行う場合にはタイマが必須とも言えるので,今回は次回以降のタイマへのイントロと言えるかもしれません。シミュレータの新しい機能も使いますし,デバッグ機能もそろそろ本格的に使用することにします。そのため,プログラムよりもツールの使い方の比重が高くなってしまいました。そのため,解説とプログラムをまとめてzipファイルに入れてあります。ボード単体での評価もそろそろ限界に近付いてきたので,次回は最初にハードウェアの拡張を行います。次回は1月下旬を予定しています。
初心者向けのRL78プログラム解説で最初に説明するポートの使い方の第3回の解説です。やる内容は結構多いのですが,実際に書くプログラムは簡単な処理だけです。
今回は,前回作成したLEDチカチカをRL78の内蔵タイマを用いたインターバル・タイマ機能を用いるように変更してみます。ハードウェアのタイマを用いることで,安定した時間での点滅が実現できます。
さらにに,タイマの方形波出力機能を用いて,ハードウェアだけで実現することにします。初期設定だけで,ソフトウェアを使わずに実現できることを示します。
次に,ポート入力機能を組み合わせて,スイッチを押している間だけLEDを点灯させるプログラムを作ります。これを,少し変更して,スイッチ入力を外部割り込みで処理してみます。折角,割り込みを使うので,スタンバイ機能(HALT)も使ってみます。
次回は,スイッチのチャタリング対策を予定しています。
初心者向けのRL78プログラム解説で最初に説明するポートの使い方の第2回の解説です。
今回は,いよいよ本格的にプログラムの開始です。とはいっても,コード生成を使用するので,数行の簡単なことをやっているだけです。
ここでは,恒例のLEDチカチカをやってみます。動作確認にはシミュレータを使用します。
最初は,ポートを使った単純なLEDの点灯と消灯です。その後,ソフトタイマで時間を待たせることで,実際にLEDチカチカを実現しています。
次回は,RL78/G13の機能(ハード)を活用した見直しと,スイッチの読み込みを予定しています。
初心者向けのRL78プログラム解説で最初に説明するポートの使い方の第1回の解説です。
今回はプログラムよりも,開発環境(CS+)の簡単な解説です。Renesasのホームページからのダウンロードから始めて,インストールとプロジェクトの作成までを説明しています。
私が,日頃よく使用する機能に沿った内容になっています(日頃使ってない機能は当然ながら,説明できませんが)。
引き続いて,第2回でLEDチカチカを実現してみます。
初心者向けのRL78プログラム解説で最初に説明するポートの使い方(全4回?5回かも)の最初の3回分のプログラムをアップしておきます。
プログラムの実行は,説明しやすいので,基本的にシミュレータを使用します。もちろん,実際にハードで動かしたい人のために,秋月電子で購入してきたBlueBoard-RL78/G13_64pinのプロジェクト(フォルダ名の最後が"E1")も準備してあります。アップした「初心者向けRL78ポート制御その1.zip」ファイルの中は,以下に示すようなフォルダ構成になっています。
「ポート出力」フォルダの構成 | 第1回分 +- RL78_G13_PORT共通部 --- プロジェクトを作成しただけ | 注:ビルドはしていませんが,クイック・ビルドの結果が残っています。 | | 第2回分 +- RL78_G13_PORT1 --- ポートでのLED制御のみ +- RL78_G13_PORT1_…